ニキビ跡ができてしまうと、良くなるまでに時間がかかります。本来ならニキビの段階で適切なケアを行って改善させるのがもっとも安全で効率が良いのですが、ケア方法が正しくても体調や肌コンディションによっては悪化してしまうケースもありますので、跡になってしまったらどのようなケアが有効なのかを考えなければなりません。
ニキビ跡になってしまっても、比較的短期間で治せる方法もありますし、元々肌の代謝が活発な人なら自然に良くなることもあります。
ニキビ跡にはピーリングが効果的
ニキビ跡を治す方法としては、ピーリングが非常に優秀です。ピーリングというと医療機関で行われている治療方法として思い浮かびますが、ホームケア用のグッズにもピーリング作用を持つものがあります。
ピーリング作用のある化粧品や洗顔剤を使用すると、肌表面の細胞を強制的に排出させることができます。古い細胞が無くなれば新しい細胞がどんどん生成されますので、瑞々しい肌が蘇ります。
ピーリングはニキビ跡を治す方法として有効な手段であり、どのようなタイプにも効くのですが、少々刺激が強いので毎日行うことはできません。
週に1~2回程度がちょうど良いタイミングであり、肌に負担をかけないように行うことがコンディションを高めるためのコツです。
たっぷり保湿も効果的
他にも、保湿効果のある化粧品をたっぷりとつけることでも治すことができます。
保湿を行えば肌中の水分量が増えて細胞が元気になります。細胞が元気になるとターンオーバーが順調になり、生まれ変わりが促進されますので、ダメージを抱えた細胞も排出が進みます。
保湿を行うことは実は皮脂のコントロールをすることにもつながりますので、皮脂分泌過多の人にも非常に効果的なケアです。皮脂の多い人はさっぱりタイプの化粧品ばかり選んでしまいますが、中には水分量が不足していて皮脂の分泌が増えてしまっているケースもあります。
色素沈着タイプに効くケア方法
茶色の色素沈着が残ってしまったり、赤い跡が残ってしまったら、ビタミンC誘導体のようなメラニンの排出を助けてくれる化粧品を使うことが大切です。
メラニンの排出を助けながらメラニンの生成を抑えることができれば、短期間のうちのニキビ跡を治すことができます。色素沈着のニキビ跡を治す方法は他にもあり、肌細胞の代謝を高めてくれる成分の含まれる化粧品が有効です。ターンオーバーの遅れがちな肌には必要なケアです。