慢性的にニキビに悩む人から、夏の時期などに突発的にニキビができる人まで、ニキビに悩まされている人は多くいます。
一方で、皮膚科などの医者にかかるとなると通院を繰り返す必要がでてくるため、時間的な余裕がある人でなければニキビが消えるまで定期的に通院を続けるというのは難しく、また面倒という人もいます。
市販でニキビ薬を購入する際のメリットデメリット
医者にかからずにニキビを治すためには、市販されているニキビの薬に頼ることとなります。市販されている薬は比較的安価ということと、ドラッグストアなどで手軽に入手できること、そして種類が豊富というメリットがある一方で、症状にあったニキビの薬を購入しなければ効果をさほど感じることができないというデメリットもあります。
多くの種類の中から3つ、市販されているニキビの薬を挙げていきます。
これらの薬に注目してみよう
何かの行事に出なければならず、とにかく即効性のあるニキビの薬を求めている場合は、ミノマイシンなどの抗生物質です。
抗生物質はニキビの原因となるアクネ菌を抑制し、またニキビによる赤みを改善するため使用されています。大事な行事の前日の夜から服用しておくことで、より効果を感じることができるでしょう。
反面、抗生物質は胃腸に悪いため、ニキビが発生しているからといって長期間飲み続けるのは推奨されていません。あくまで即効性を求めている場面での使用に限るようにしましょう。
次に、デュアックなど過酸化ベンゾイルという成分を含んだニキビの薬があります。
アクネ菌の殺傷力に加えて、炎症と皮脂の分泌を抑えるというもので、ニキビの原因となる要素を排除してくれる塗り薬です。
海外では古くからニキビの治療に使われていたもので、軽度から中程度のニキビの症状に効果を発揮するのが特徴です。飲み薬ではないため胃腸が弱い人には最適の薬といえますが、赤みが酷く触ると痛みが発生ような重度のニキビに対しての効果は限定的という欠点ももっています。
漢方もニキビに良いと言われている
最後に、清上防風湯などの漢方もニキビに効く薬として使用されています。
主に一般的に市販されているニキビの薬では効果を感じられない、あるいは胃腸が弱いため飲み続けることができないといった人向けの薬です。
胃腸にも優しく、ニキビへの効果もあるため定評を得ている漢方薬ですが、ニキビができる前に予防をするために飲むタイプと、ニキビができてしまったから改善するタイプとで服用する漢方薬は違うため、購入する前にドラッグストアや漢方薬専門店の店員に教えてもらうようにしましょう。