近年では、ニキビ治療は皮膚科でするということがごく一般的になってきましたが、以前は市販の薬を塗って洗顔を頑張るという方法が一般的で、いつまでも治らなくて悪化してしまう人がたくさんいました。
どうせ皮膚科に行っても大した治療はしてもらえず、お金と時間を無駄にするだけという考え方が多かったのですね。
確かに以前は大人ニキビに対する有効な薬はなく、治療を受けてもあまり意味がなかったという意見も当たっています。
しかし、ディフェリンゲルという特効薬の登場で、ニキビ治療は飛躍的に進歩しました。
ディフェリンゲル登場以前の治療方法
それではディフェリンゲルが流通する前はどんな治療をしていたのかというと、原因菌を殺菌する薬を塗ったり飲んだりするという方法が一般的でした。
アクアチムやダラシンなどが有名ですが、これは今でも使われている有効なものです。
ただ、白ニキビは固い角質に覆われていて、そこにアクアチムやダラシンを塗っても角質に阻まれて原因菌まで効果が届かないのです。
そういう理由で、塗っても効かないと思われていたのですね。
ディフェリンゲルの効果
さてその肝心のディフェリンゲルの効果ですが、これは一種のピーリング作用です。
ピーリングとは、肌のターンオーバーを促進し、異常を起こしている部分を剥がしてしまうということです。
白ニキビは固い角質に覆われているので、その角質を薄くしていき、原因菌を外に出してしまうのです。そこにアクアチムやダラシンを塗っておけば、ちゃんと綺麗に殺菌できて元の肌に戻せるのですね。
ディフェリンゲルは医師の処方箋が必要で、皮膚科に行かないと手に入りません。
たまに個人輸入などでネットで購入する人もいますが、保険適用となっているものなので、病院で処方してもらうのが一番安価で手に入る方法とも言えます。
ディフェリンゲルの副作用
このように治らないニキビの特効薬として活躍するディフェリンゲルですが、よく効くだけに副作用も結構あります。
まず、この副作用は8割以上の人に出るものです。
程度の差は幅広く、ちょっと乾燥するだけの人もいれば、激しい乾燥や痛みを生じ、皮がボロボロ剥げて洗顔もできない状態の人もいます。
個人差はとても激しいのですが、初めて使用する人は必ずと言っていいほど乾燥や痛みなどを感じるでしょう。
この副作用は一週間程度で収まり、その後劇的に肌状態は改善していきますが、あまりに辛い場合は医師と相談のうえ、使用頻度を減らすなどの対処をしましょう。