老け顔に見える要因には色々なものがありますが、ニキビ跡もその一つです。
キメの整った美しい肌は若々しい印象を与えますが、ニキビ跡があったり肌荒れが酷いと老けた印象になります。
ニキビ跡はニキビができている時に皮膚の受けるダメージが大きくなり、ニキビが治った後も改善されずに残っている状態です。
ケアを行う時には、症状を確かめながら自分に合った方法を選ぶことが大切です。
適切なケアを根気良く続けていけば、大抵は薄くなって目立たなくなります。
色素沈着タイプのニキビ跡を消すには
茶黒い色素沈着が残ってしまっても、メラニンの還元作用を持つ化粧品で消すことができます。
皮膚に現れた茶色い色素はメラニン色素であり、強い刺激を受けることで生成量が増えます。肌は元々代謝を繰り返していますので生成量よりも排出量の方が勝っていれば問題は起こりませんが、受けた刺激が強すぎて生成量が過剰になると排出が追いつかなくなって肌中に残る期間が長くなります。
それが茶色い色素沈着となって現れますので、化粧品によってメラニンの還元を強制的に促せば消すことが可能です。
代表的な成分としてはビタミンC誘導体があります。
この成分は、メラニンの還元を促しつつ生成を抑制する効果もありますので、新たな色素沈着を作らないようにという予防にも効果を発揮します。ビタミンC誘導体の含まれている化粧品で根気良くケアを続けていけば、肌中のメラニンの量も減っていくはずです。
赤みの残る跡に対してのケア
赤みの残るニキビ跡をケアする際には、炎症が残っていないかをまず最初に確認しなければなりません。炎症時はなるべく触れないようにすることが大事であり、炎症を鎮めるためのケアを優先します。
既に炎症が鎮まっていることが分かれば、色素沈着タイプのニキビ跡と同様にメラニンの還元を促すタイプの化粧品で改善することができます。
また、抗炎症作用を持つタイプも有効であり、代謝を高めることで早く良くなります。
凸凹としたニキビ跡のケア方法
一番厄介なのが凸凹とした跡です。
この状態になると影響は深い部分まで達していますので、表面だけをケアしても改善されません。この手のタイプには皮膚の再生を促すケアが有効であり、古い角質を排出させるためにピーリングを行います。
ピーリング作用のある化粧品を使うとターンオーバーの働きを正常化することができますので、トラブルを含む細胞もどんどん排出されます。