市販薬でなかなか治らないニキビや、クレータ状のニキビ痕は病院での治療が必要になります。でも、病院に行くのって少し不安ですよね。ニキビの治療ってどんなことするの?レーザー治療とは?みなさんの気になることについてご紹介します。
病院でのニキビ治療とは
診察でニキビがいつ頃からできたか、できてから受診までの経過が聞かれます。順を追って話せるようにしておきましょう。その際、ニキビ以外に生理不順など体調の変化があったら一緒に伝えると治療法の材料になります。話しを聞き終わった後、もしくは話しながら患部を目視で診察します。背中にニキビがある場合は脱ぎやすい服装で行きましょう。
検査は特にありません
検査は特にありませんが、体調が悪い時やニキビが重症である、または別の病気の可能性がある場合に採血を行います。ニキビ以外の病気が疑われる場合は、患部の角片を取り顕微鏡で検査をします。症状によりニキビ内の角栓を細い針で取り除く処置を行います。あまり痛くありませんので、怖がることはありません。
一般的には投薬治療が基本
一般的には投薬治療が基本ですから、薬の説明を受けて終了です。
レーザー治療機器の種類
一般的には投薬治療がメインですが、レーザー治療を検討されている方もいると思います。レーザー治療は症状により機器を使いわけるため、何台も置いてある専門のクリニックへ行きましょう。ここではニキビ治療に使われるレーザー治療器をご紹介いたします。
フォトフェイシャル・ディープ+ラジオ波
「フォトフェイシャル・ディープ+ラジオ波」というレーザー治療器は、IPLという特殊な光を患部に照射させて細胞を活性化させます。肌のターンオーバーがスムーズに行われることで、肌質の改善や肌のコンディションを整え、開いた毛穴を引き締める効果があります。そのため、ニキビの原因であるオイリースキンの改善、毛穴に詰まった角栓や皮脂、アカを排出することができます。
フォトフェイシャル・アクネス
「フォトフェイシャル・アクネス」という治療機器は、身体には無害の光線を照射することでアクネ菌を殺菌できます。
クリアタッチ
部分的にニキビができやすい人には「クリアタッチ」という治療器で、アクネ菌の殺菌や肌のコンディションを整えることができます。
Vシターレーザー、ロングパルス・ダイオードレーザー
赤みが残ったニキビ炎症には皮膚の赤みを取る効果のある「Vシターレーザー」、ニキビによりでこぼこの肌になっている人には「ロングパルス・ダイオードレーザー」治療など、様々な機器があるので、症状により治療機器を組み合わせて治療を行っていきます。
高濃度ビタミンCローションやイオン導入
その他、高濃度ビタミンCローションやイオン導入などの治療、食生活の改善やスキンケア指導を行います。
まとめ
病院での受診の流れがわかったところで、どの病院へ行こうか悩んでいる方もいるとか思います。
病院選びで重要なこと
病院選びで重要なことは、病院の規模や設備はもちろんですが、一番重要なのは、医師の姿勢です。「話をきいてくれる」は当然です。さらに、最新の薬や治療に詳しく治療法だけでなく予防法も教えてくれると先生であること。また、顔にニキビができた場合、やみくもに化粧を禁止するのではなく、化粧の工夫も教えてくれる先生だと一生付き合えそうですよね。
逆に、自分の不勉強を棚にあげて「とりあえずこれ塗っておいて」と説明もなく強い薬を処方する、「気にしすぎ」と突き放すような先生ならすぐに病院を変えましょう。
レーザー治療を希望する方は
レーザー治療を希望する方は、レーザー治療を得意とする病院を選びましょう。なお、レーザー機器は日進月歩で進化します。より最新の機器が複数用意されている病院が良いです。古い機器や治療器が少ない病院ですと、治療の幅がせまく、満足できる治療が得られません。場合によっては別の病院へ行くことになりますので、注意しましょう。