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毛孔性苔癬とニキビの関係って?直接的な原因と治療法について

毛孔性苔癬とニキビの関係って?直接的な原因と治療法について

厳選!おすすめニキビケア

毛孔性苔癬とは、背中や二の腕、太もも、ふくらはぎ、お尻などの表面部分に出来る皮膚の疾患です。若い世代や敏感肌、肥満気味の人に多く見られるもので、発症率は全体の約50パーセントです。また、遺伝的な要因も発症に関係していると考えられており、40代や50代になっても消えないというケースもあります。

毛孔性苔癬の直接的な原因

毛孔性苔癬の直接的な原因は、古くなった角質が毛穴周辺に蓄積されたことで、これにより部分的に厚みが出来て膨らんでしまい、ぶつぶつとした肌荒れになってしまうのです。ニキビの原因と似ている部分もありますが、毛孔性苔癬はアクネ菌などの細菌が繁殖して炎症を引き起こしているわけではないので、痒みや痛みなどの自覚症状はありません。このために、知らない間に出来ていたというケースが多いのも特徴となっています。

毛孔性苔癬の治療法

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毛孔性苔癬に対しての一般的な治療は、塗り薬により厚くなった角質を除去するという内容です。ただし、薬をやめてしまうと元に戻ってしまうので、根本的に改善するという治療ではありません。そこで登場したのが、レーザーを用いた治療法です。

レーザーにより肌の奥深くの状態を改善することにより、毛孔性苔癬を根本的に解消する効果を期待できます。また、これに塗り薬を併用することにより、早期改善が可能となります。長年悩んでいる様な場合は、このレーザーと塗り薬による複合治療がおすすめです。

ニキビの原因

一方、ニキビの場合はホルモンと皮脂とアクネ菌の相互作用による症状であり、
外部からのアプローチだけでは状況を改善することは出来ません。毛穴が皮脂で塞がれた状態になると、これをアクネ菌が分解して炎症の原因物質である過酸化脂質を生産してしまうからです。

このために、皮脂の分泌を増加させない事が必要で、そのためにはホルモンのバランスを安定させなければなりません。ホルモンは健康な状態を保つために分泌されている物質であり、ストレスや栄養補給が大きく関与しています。つまり、栄養バランスのとれた食生活や十分な睡眠、適度な運動などがホルモンのバランスを安定させるために効果的です。

まとめ

ホルモンのバランスが改善されることにより、皮脂の分泌量も安定します。過酸化脂質の生産が抑制されることにより、ニキビが出来にくい状況へと変化します。ニキビによる肌へのダメージで一時的に赤みが残ってしまいますが、肌のターンオーバーが繰り返されることにより、綺麗な状態へとやがて回復します。

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