ニキビが出来るととても気になって、指で潰したり触ったりすることがありますが、ニキビに刺激を与えるとさらに炎症が広まって、肌の奥にある真皮まで破壊してしまう危険性があります。
そうなるとニキビが治ったあともクレーターのようなニキビ跡が残ってしまいます。
正しい治し方でケア
ニキビ跡を作らないためには、既に出来てしまったニキビを正しい治し方でケアして行く必要があり、間違った治療法を続けていると、悪化したり治療が困難になる可能性が高く、ニキビ跡が残り取り返しのつかないことになりかねません。
ニキビは治る皮膚の炎症ですので、治らないニキビに悩んでいたり自己流の治療法をしても改善もしないのであれば、治療を見直す必要があります。
ニキビが出来る原因はいくつかあり、ホルモンバランスの乱れで皮脂が過剰に分泌されたり、食生活の乱れ、睡眠不足、ストレスなどでも出来るので、それぞれに合った治療法を行うようにしましょう。
自宅で出来るセルフケア
自宅で出来るセルフケアとしては、睡眠時間を十分に取り、甘い物や油分の多い物はなるべく控えて果物や野菜などビタミンを多く含む食材を中心に食べるようにしてください。
スキンケアはビタミンC誘導体やイオウなど有効成分を含む洗顔料や化粧品を使い、保湿を十分に行います。
ニキビに刺激を与えることは厳禁ですので、やさしくケアしましょう。
自分でセルフケアをしていても改善に繋がらない場合には、クリニックや病院など医療機関での受診がおすすめです。
皮膚科では、ビタミン剤や抗炎症剤の内服薬や外用薬が処方され、グリコール酸やクエン酸など酸性の薬剤を顔に塗り、古くなった角質を溶かして除去するケミカルピーリングの治療が行われるので、皮膚が再生されニキビやニキビ跡が改善されていきます。
皮膚科ではニキビや肌の状態に合わせて薬剤の種類や濃度を選んでもらえるのでたいへん安心です。
医療用のレーザーを用いた治療も注目
一歩進んだ治し方としては医療用のレーザーを用いた治療も注目されています。
顔にレーザーで小さな穴を開けて、そこから皮脂や古い角質など老廃物を溶かし出すことで、ニキビやニキビ跡の治療を行う治療法で、肌に直接照射することによってアクネ菌を殺菌するので予防効果も抜群です。
費用が結構かかるので、信頼のおける病院でレーザー治療を行うのが良いでしょう。
正しい治し方を行うことで、次第に肌のターンオーバーが正常化されて、皮膚の再生が促進されるのでニキビが目立たなくなったり、できにくい肌になってきます。