ニキビは誰にでもできるものであり、症状は軽度のものから重度のものまで様々です。
重度のものになると酷い炎症を起こして影響が深部まで達し、膿や痛みを伴うことが多くなりますので、跡に残ってしまう可能性が高くなります。
重症化すると自分でケアを行うことは難しいので、皮膚科に行って適切な治療を受ける必要があります。軽度のものなら市販されている薬でも治すことができます。
一般的に売られている軟膏であっても抗炎症作用を持ちますし、アクネ菌の繁殖を防いでニキビを改善することが可能です。
ニキビ治療の基本は外用薬
皮膚科を受診すると、ニキビ治療の基本は外用薬、つまり塗り薬になります。
市販されている薬よりも強力な作用で炎症を鎮めたり菌の繁殖を防ぐことができます。
その多くには抗生物質が含まれており、即効性があると評価を受けています。
ただし、皮膚のバリア機能を果たしている菌まで失われますので、長期にわたって使用することはできません。
症状が酷い時にだけ集中的にケアを行い、治まってきたら抗生物質の含まれない薬で治療を行うのが一般的です。
効果は高いですが、保険適用なら安く治療を受けることができますので、経済的な負担はそれほど大きくありません。
内服薬やビタミン剤が用いられることも
ニキビ治療に内服薬がビタミン剤が取り入れられることもあります。
特に炎症が酷い時には内服薬によって炎症を鎮めようとします。
こちらも保険適用で行うことができ、安く済みますが、体の内側からもケアを行うことで早期の改善が期待できます。
ビタミン剤は補助的な役割になりますが、皮膚科でもよく処方されています。
ビタミン不足になるとニキビができやすい状態になりますので、皮脂の分泌量をコントロールしたり皮膚や粘膜を正常に保ったり代謝機能を高めたりするために処方されます。
酷い症状が治まったら根本的な原因に対処
ニキビ治療では、ニキビのできにくい体質に変えていくことも大切です。体質を変えることができれば予防にもつながりますので、健やかな肌を守ることができます。
ニキビ体質の改善にはホルモン療法が非常に有効であり、女性ホルモンの働きを活性化させることで肌に良い効果が生まれます。皮脂の分泌量がちょうど良い量に調節され、角質は柔らかくて瑞々しい状態に変化します。
そして細胞の生まれ変わりも促進されますので、できてしまったニキビもすぐに治りますし、トラブルも早期に改善できます。