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ストレスが原因でニキビが増えるって本当?

ストレスが原因でニキビが増えるって本当?

厳選!おすすめニキビケア

「ストレスでニキビが悪化しちゃって」などと職場や学校で話題になったりしますよね。
普段私たちはストレスがニキビに悪影響を与えることをなんとなくイメージとして知っていますし、実際そういった体験談を耳にすることも多いと思います。
実はこれにはきちんとした科学根拠があることをご存知でしたか?
普段の私たちは生活していく上で、さまざまなストレスにさらされます。

ストレスが原因でニキビが悪化する理由

人間関係や仕事はもちろんのこと、気温や湿度などもストレスの原因になりうることがあるので、それらを避けていくことはなかなか難しいことといえます。
通常、私たちはストレスで崩れた体のバランスを自己修復能でもとのバランスに戻していくことでうまくストレスと付き合っています。
過剰にストレスを受けたり、疲れていて免疫能が弱っている場合には、もとのバランスに戻しきれなくなってしまうことがあります。

するとその状態は脳の視床下部に影響を与えるのです。
視床下部は自律神経や内分泌系統を司っており、それらが刺激を受けることで、内分泌系では脳下垂体にある副腎皮質から男性ホルモンとよばれるテストステロンが過剰に分泌されます。
また、自律神経のうちの交感神経の働きが活発になることでノルアドレナリンが分泌されます。

あごや口周りのニキビは自律神経が関係?

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これらのホルモンは皮脂を分泌する働きがあるので、肌は脂性肌に傾いていき、ニキビができる条件をそろえてしまうのです。
さらにテストステロンには肌を固くして毛穴をつまりやすくする作用があるので、悪条件がさらに増えていきます。

なのでこれらに起因するニキビはあごや口周りなどいわゆる男性のひげの生える部分にできやすいのです。
こういった部位にニキビができやすいひとは、自律神経と内分泌系が関係している可能性があります。

肌は健康のバロメーター

繰り返しできて治りきらないニキビ、どんなにケアをしても治らないことに悩んでいる場合は、普段の生活のなかで知らず知らず心の負担になっていることを探して、見つめなおすことも治療のひとつかもしれません。

睡眠不足や慢性的な疲れによってストレス耐性が低くなってくると、肌の自己回復力も低くなり、肌の調子も不安定になってくるので、きちんとした食生活、たっぷりの睡眠、上手な気分転換の仕方などを普段の生活から心がけることが必要です。

そういう意味で肌は健康のバロメーターといえます。
忙しい日々を過ごすなかでも、ときには立ち止まって肌の声、そして心の声に耳をすませてみることも、大事なセルフスキンケアのひとつですよ。

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