ニキビといえば中学生から高校生くらいのいわゆる思春期の頃にできるものと言うイメージがあります。
けれども実際には大人になってから治ってはまたできるしつこいニキビに悩まされている人は少なくありません。
皮脂の分泌が旺盛で過剰な皮脂が原因となって出来てしまう思春期の頃のにきびは、とにかく肌を清潔に保つことが大切で、そのために脱脂力の強い専用の石鹸などを使うケアが中心でしたが、大人になって出来るニキビはそもそもその原因が全く異なります。
大人にきびの原因
中々治らず頑固に繰り返してできてしまう大人にきびは肌が乾燥することとそれによって肌の新陳代謝のリズムが乱れてしまうことで、毛穴が古い角質を詰まらせてしまうことが原因です。
そのため、清潔を心がけて洗顔料で何度も洗いすぎてしまうことはかえって大人にきびの悪化に繋がってしまうことも考えられるのです。
肌の乾燥を防ぐためにしっかりと保湿し、肌の新陳代謝のリズム、いわゆるターンオーバーを整えるために基本的な生活習慣を見直すことや食生活に目を向けることなども大切です。
乾燥と洗顔に注意
学生時代とは異なり社会人ともなれば普段はエアコンで調整された室内で過ごす時間が長くなることが多いものです。
空気が乾燥した状態で夏でも体を冷やすほどに温度が調整された環境で長い時間を過ごすと、夏でも汗をかかなかったり体の冷えに悩まされるという人が増えます。
そんな中で過ごすことが避けられない現代人は、乾燥肌を改善するためにまずは洗顔の方法と肌の保湿を見直す必要があります。
洗顔では界面活性剤を使用した脱脂力の強い洗顔料ではなく、ニキビができているときにはぬるま湯を使って優しく洗うことから始めるようにします。
あくまでもごしごしこすらず丁寧に汚れを落とすようにします。
保湿効果の高い化粧水を選ぼう
次に大切なのが保湿です。
その際にポイントになるのが油分の含まれていない保湿効果の高い化粧水を使うことです。
肌への安全性が高く潤いをしっかりと届けられる化粧水をたっぷりと使ってケアすることが大切です。
また化粧水は洗顔後に真っ先に肌につけるアイテムですが、コットンを使ってつける人とてのひらを使う人とがいます。
ただし、ニキビが悪化していたりするときには手のひらを使って優しく刺激を与えないように肌にたっぷりとなじませるのがおすすめです。
ニキビができているからと言ってさっぱりタイプのものを使うのではなく、自分の肌の状態にあったものでヒアルロン酸やアミノ酸などが配合された保湿力の高いものを選ぶことがポイントです。