赤ニキビは、黄色ニキビや紫ニキビと比べると比較的軽い症状ではありますが、対処法を誤ると酷くなる可能性もあります。軽い炎症を起こしている段階であり、デリケートになっていることは間違いありませんので、刺激を与えずに症状を改善させる方法を考える必要があります。
ケアを行う時には、市販薬を利用するのか皮膚科を受診するのかで悩むことがありますが、できてから間もないものなら市販薬であっても十分に良くなるケースが多いので、まずは試してみることが大切です。それで改善されなければ、酷くならないうちに受診科を受診すればすぐに適切な治療が行われます。
自分でケアを行う場合のポイント
赤ニキビを自分でケアする場合、まずは肌を清潔な状態に保たなければなりませんので洗顔方法を見直します。メイクをした後にクレンジングを怠ってはいないか、毛穴の奥深くに入り込んだ汚れをしっかりと落とせているかを確認します。
洗顔剤を普通に使っても奥深くの汚れまでは落とすことが難しいので、泡洗顔がお勧めです。なるべくキメの細かな泡を作ることがポイントであり、必要に応じて泡立てネット等を利用します。
洗顔をしっかりと行った後は保湿が重要ですが、赤ニキビができている所には抗炎症作用のある軟膏を取り入れます。市販されている外用薬も、症状の軽いうちなら大きな効果が期待できます。
長い間ケアを行っても治らない時には
長期にわたってケアを行っているのに一向に良くなる気配がないという場合には、とりあえず炎症を鎮めるために皮膚科を受診する必要があります。
炎症を起こしているとバリア機能が弱まって肌トラブルに見舞われる可能性が高くなりますので、あまり長引かせてはいけません。
皮膚科を受診すると少し強めの抗生物質で治療が行われることが多く、赤ニキビの炎症を鎮めるのはそれほど大変ではありません。それと同時に、ニキビのできやすい状態を改善しなければなりませんので、ホルモン治療が行われることも多いようです。
日常生活の改善も大切
繰り返しできるニキビに対処するためには、日常生活を見直すことも必要です。
体の内側から変えていかないと、ニキビのできやすい状態を治すことができません。
油っぽいものを好んで食したり、食事バランスが悪かったり、夜更かしをする傾向にあったり、過度な飲酒を好んだり、ストレスを溜めこんでいたりと何かしらの要因が潜んでいますので、まずは変えられる所から変えていくことが大切です。