赤ニキビの原因と治し方

毛穴に炎症が起こる赤ニキビは、悪化するとクレータ状のニキビ跡として残ってしまうので、早めに対処することが大切です。
とはいえ、赤ニキビは一筋縄でいかないのも事実です。

正しく対処して綺麗な肌を手に入れるために、できる原因や治し方をしっかり知っておきましょう。

赤ニキビはどうしてできるの？

ニキビは毛穴に皮脂が詰まり、そこに皮脂などの脂肪をエサにするアクネ菌という常在菌が繁殖することによって引き起こされますが、軽症の場合はしばらくすると自然に治ります。

これに対し、毛穴に皮脂が詰まった状態が慢性化し、アクネ菌が大量に繁殖して手に負えない状態になることによって毛穴の炎症が悪化したものが赤ニキビなので、ニキビの悪化を防ぐことが重要といえるわけです。

ニキビの悪化は食生活の改善で防ぐ！

ニキビを悪化させる主な原因は、皮脂の過剰分泌と肌の代謝の低下にありますが、特に偏った食生活の影響で生じている場合が多いようです。

皮脂が分泌される皮脂腺は体内の余分な脂肪を排出する器官でもあるので、普段から肉中心の食生活でラーメンやインスタント食品、スナック菓子などの脂肪分の多いものばかり食べていると、皮脂の分泌量が増加してしまいます。

また、肌をつくるには良質なたんぱく質の他にもビタミン・ミネラルもしっかりと摂る必要があるので、野菜不足が続くと肌の代謝も低下してニキビの治癒も遅くなってしまうため、ニキビの炎症も悪化しやすくなります。
つまり、赤ニキビを予防するには脂っこいものを控えるとともに、ビタミン・ミネラルが豊富な緑黄色野菜や海藻類をしっかりと摂取することが大切なのです。

赤ニキビの有効な治し方とは？

ニキビを悪化させないようにすることが赤ニキビの予防に不可欠といえるわけですが、ニキビを悪化させてしまい赤いブツブツができてしまったときにはどうすればよいのでしょうか。

赤ニキビの治し方といっても自分でできることはあまり多くはありません。
市販のニキビ治療薬を薬局から買ってきて毎日塗って炎症を悪化させないようにするのはもちろんですが、ニキビの化膿を防ぐために毎日丁寧に洗顔・保湿を行なって肌を清潔に保つ程度が自宅でできる最低限のケアとなります。

また、ニキビの治癒を促進させるためには、肌の代謝を促進してターンオーバーを促すことも有効なので、ビタミンCやビタミンA（βカロテン）、ビタミンB群などの肌の再生を促すビタミン類をサプリメントなどで積極的に補うのも効果的です。
とはいえ、こうした自分でできる治し方には限界があるので、赤いブツブツが顔にできたら皮膚科のクリニックを受診するのが最も有効な治し方です。

皮膚科クリニックでは、ニキビの悪化を防ぐ抗生剤などの薬を処方してもらうこともできるので、ニキビが悪化する前に受診することをお勧めします。