ニキビと言えば、中学生や高校生の若い世代に出来やすいものというイメージだったのですが、近年は大人でも当たり前のように出来るものとして認識されつつあります。
大人に出来るものは若い頃のニキビとは違って、原因も多様化しているために治そうと思っても時間がかかったり、跡に残りやすい場合も多々あります。
病院での診察
病院で診察してもらうことも以前に比べれば楽になったのですが、処方してもらった塗り薬や内服薬を使ってみても思ったように治らないと悩む人も少なくありません。
塗り薬などは対処療法ですし、内服薬でも炎症を抑えたりするなど根本的な治療というにはやや不足している一面もあります。
主に病院の薬は西洋医学で効果があるとされているものを中心に使っていたのですが、近年は漢方を使っていく東洋医学もニキビ治療に利用され始めているのです。
漢方について
漢方は副作用のない自然の薬草の根っこや葉っぱ、茎を用いたり、動物や鉱物なども利用をしたりして作られた生薬を最低でも二種類以上は組み合わせて作られています。
体質や体の状態は各個人によって異なりますので、診察をして問診を行い状態に合ったものを処方するのが一般的です。
良く利用されているニキビ治療用の漢方としては幾つかあるのですが、ホルモンバランスを整えてくれるものや皮膚の免疫力を高めてくれるものなどがあります。
炎症が進んで赤くなってしまった状態を抑えたりするものなどもあるので、状況に応じて一般的な薬と一緒に処方されることが多いです。
ただし、漢方だけでニキビを治そうと思ってもかなり時間がかかります。
長ければ一年ほどは様子を見ながら続けていくということもあるぐらいです。
もちろん早ければすぐに効果も出る人もいますので、体質などの個人差も如実に表れてくると言ってもいいでしょう。
西洋医学で処方される薬が合わないという時には東洋医学を中心にした漢方を処方してくれる病院を探して受診することになるのですが、まだまだ数としては少ないのが現状です。
綺麗な肌にするには
ニキビのない綺麗な肌にしていくためには、スキンケアや普段の食事、そして運動や睡眠などの生活習慣も見直していかなくてはいけません。
そして状態に応じて薬も西洋医学の塗り薬や内服薬、さらには漢方なども組み合わせて複合的な面から治療を進めていくことで結果も出やすくなります。
しっかりと自分の心身を見つめ直して調整してバランスを正していくために、東洋医学の薬もニキビに使われ出しているのです。