ニキビの基礎情報

皮膚科のニキビ治療の特徴

皮膚科のニキビ治療の特徴

厳選!おすすめニキビケア

ニキビは日頃から気をつけることで改善させることが可能ですが、症状が酷い場合には皮膚科ニキビとは、医学的には「尋常性座瘡」と呼ばれ皮膚疾患のひとつとして扱われます。

以前はニキビといえば青年期の顔面に現れるものを指しており、それ以外の部位で現れたものは吹き出物と呼ばれていましたが、現在では吹き出物を含めてニキビと呼ばれています。

ニキビの特徴とメカニズム

症状としては毛穴で炎症が引き起こされることで腫れたり化膿したりすることで、症状が酷い場合には、周辺組織を破壊してしまいクレーター状の傷痕が残ってしまいます。
炎症が引き起こされる原因としてはホルモンと細菌、皮脂の相互作用が考えられており、特に皮脂が分泌されやすい部位で発生しやすい特徴があります。

細菌に関して皮膚常在菌のひとつであり嫌気性のアクネ桿菌が影響しています。
アクネ菌は酸素のない脂腺の奥に生息しており、皮脂を好むため毛穴が皮脂で詰まってしまうと栄養を過剰に摂取して炎症の原因となります
炎症の程度は個人によって変わっており軽度であれば傷痕は残りませんが重症になると皮膚細胞を破壊し傷痕が残ってしまいます。

症状が酷い場合には皮膚科へ

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ニキビは日頃から気をつけることで改善させることが可能ですが、症状が酷い場合には皮膚科での治療を受けることができます
特に皮膚科の専門医に診断してもらい治療と指導を受けることで発生しにくい状態にすることができます。

ニキビ治療としては皮脂の分泌を正常化と原因となる細菌の殺菌、また抗酸化物質を塗布するといったことがあります。

皮膚科での治療では外用薬では抗生物質の塗り薬が処方されます。
抗生物質によって原因とかんがえられるアクネ桿菌を殺菌するものが使われます。

また抗生物質以外の塗り薬としては、毛穴を詰まりにくくなる塗り薬が使われます。
一方で内服薬では、炎症を抑える抗生物質が使われ、またホルモンが作用している場合にはホルモン治療が行われます。

一方で栄養状態が悪いことが原因と考えられる場合にはビタミン剤が処方されます。

投薬以外の皮膚科での治療

また投薬治療のほかにも毛穴に詰まっている内容物を取り除く施術も行われ、悪化を防いだり投薬の効果が出やすい皮膚環境にすることができます。
いずれにしても皮膚科での治療の多くは健康保険が適用されることが多く費用を抑えて治療することができます。
一方でニキビ跡の治療ではレーザー治療が行われますが、こちらは健康保険の適用外になります。

ただし皮膚科で治療することは可能ですが、間違ったスキンケアや食生活、生活習慣などによって再発する可能性があり、治療が完了したあとは発生させないように生活改善を行うことが大切です。

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