洗顔により肌の突っ張りを感じる。これは皮脂膜が剥がれてしまった証拠だった。

洗顔を行なうことで、肌表面の油分がスッキリと洗浄され、さっぱりとした洗い上りになります。
しかしこれは肌の表面にある、皮脂膜が剥がれ落ちている証拠です。

ニキビ肌の人は少しの油分も残らないような洗浄力の強い洗顔料を求める傾向にありますが、必ずしもそれが良いことであるとは言えないのです。

洗顔後の肌に突っ張りを感じる

洗顔後の肌に突っ張りを感じるのは、肌の表面にある皮脂膜が剥がれてしまった証拠です。
この皮脂膜と言うものは、肌の内部にある水分を逃がさないようにしてくれていたり、肌を外部刺激から守ってくれる役割をしています。

しかしこの皮脂膜が洗顔により綺麗に取り除かれてしまうことで、肌内部にある水分は蒸発しやすくなり、更に肌内部に雑菌も侵入しやすくなるのです。

スッキリさっぱりが良いわけではない

ニキビなどの肌トラブルに悩まされる人は、少しでも綺麗に毛穴の汚れを取ってしまおうと、スッキリさっぱり油分を取り除いてしまうケースが多くなります。
大変洗浄力の強い洗顔料を使用しているのです。

しかし、必ずしもこれが良いわけではなく、洗い上りがスッキリすることによる爽快感に浸れるだけなのです。

では洗顔料による洗顔をやめた方が良いの？
と言うことになりますが、これは決してそうではありません。

なるべくなら肌に優しい洗顔料を使用しよう！
と言うことなのです。

そもそも洗顔料に含まれる洗浄力は、肌に必要である以上に強力なものです。
肌表面の不要な汚れを落とすために作られている洗顔料であるはずが、必要な油脂までも綺麗に洗い流してしまうので、更に肌の健康状態を不調にしてしまうこともあるのです。

肌に優しい洗顔を使用して、時間をかけてゆっくりと汚れを溶かす。
これが刺激の少ない洗顔方法であると言われています。

皮脂膜を再生するには？

肌の皮脂膜を再生するには、3時間以上もの時間が必要になるそうです。
この間にむき出しになった角質層に化粧水などを塗布することになるのですが、保護膜が失われてしまった肌はとても敏感なので、化粧水の刺激によりすぐに不調を感じるようになります

あまりにも化粧水により肌に刺激を与えてしまうと、皮脂膜や肌の再生を促す時間も長くなってしまいます。
なかなか再生できない肌を作ってしまうのです。

なかなか皮脂膜が再生しないことにより、乾燥が悪化する場合もあります。

化粧水を使用しても肌の突っ張りや乾燥が悪化しているような場合は、化粧水の刺激が強すぎるのかもしれないので、皮脂膜を早く再生させるためにも、低刺激な基礎化粧品を使用するようにしていきましょう。