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背中ニキビや胸のニキビの原因に・・・。汗により大量繁殖をする『マラセチア菌』

背中ニキビや胸のニキビの原因に・・・。汗により大量繁殖をする『マラセチア菌』

厳選!おすすめニキビケア

肌を守る常在菌の中には、マラセチア菌と呼ばれる菌も存在しています。
この菌は汗を好むものなので、汗をかいた後に放置してしまうことで、大量発生することになります。

またこの細菌が、頭皮につくことで、脱毛症を引き起こすこともあります。

ちなみに、2013年のとある研究発表では、アトピー性皮膚炎の原因にもなると報告されていました。

マラセチア菌とは?

マラセチア菌は、肌に悪さをする菌から守る、常在菌の一種です。

体ニキビの大半はアクネ菌により発生するものではなく、マラセチア菌により発生すると言われています。
その為、この菌の主な住処としては、背中や肩、二の腕や胸と言った、体の皮膚だと言われています。

ちなみに体にニキビは、主にこの菌により発生するものなので、マラセチア毛包炎とも呼ばれているそうです。

汗を好んで増殖を繰り返す菌

マラセチア菌は、汗を好んで増殖を繰り返す菌です。
汗の中に混じる、皮脂が最高の餌となるようです。

その為、夏の様な汗をかきやすい季節に、大繁殖する菌だと言われています。
特に、オイリー肌で体がベタベタとしやすい人は要注意!

マラセチア菌の繁殖をさせないためには、汗をかいた時はさっと制汗シートなどで、拭きとってあげるだけでも、この菌の繁殖を防ぐことができます。

ちなみに体ニキビが出来た場合は、この菌が原因であると考えて、直ちに皮膚科へ受診をする必要があると言われています。
もともとこの菌は、体に住み着いていることが多いのですが、何かの拍子に頭皮についてしまった場合、頭皮で脱毛現象を起こすようになるそうです。

頭がベタつき、最近抜け毛が多くなって。
そして、体ニキビにも悩まされている。

この様な場合は、もしかするとマラセチア菌が、災いをしているのかもしれません。

1~2ヶ月で治療完了できる

体ニキビが出来始めて、早期に医療機関へ受診をすれば、マラセチア菌の繁殖を防ぎ、1~2ヶ月程度で治療を完了できると言われています。
しかし、頭皮脱毛が進行をしてしまうと、2ヶ月程度では治らないことが多いようです。

その為、なるべく『早期』に治療を受けることが重要なのです。

またこの菌は、2013年の研究発表により、アトピー性皮膚炎の原因にもなるとの発表があったようです。
顔のニキビと体のニキビは全く異なるものであると認識して、炎症が悪化するまでに放置せず、治療をすることを考えていきましょう。

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