ニキビの芯って取ってもいいの？

大人になってからも何度も出来てしまうニキビに悩みを抱えている人は少なくありません。
成長期の旺盛な皮脂の分泌が原因でできる思春期にきびとは異なり、大人になってからできるニキビの原因はさまざまです。

そのためその人の状態と原因にあった方法をとることが大切になります。

また、にきびができるとついつぶしてしまいたくなるものです。
早く治したいからと自分で芯を押し出してしまうことでにきびが悪化してケロイド状のニキビ跡を作ってしまうというケースもあるので、基本的には自分で芯を取り除くことはするべきではありません。

基本の洗顔方法を知っておこう

ニキビができてしまったときのケアの基本は洗顔です。
これは患部を清潔に保つことが最も重要な役割で、皮脂が過剰な思春期にきびとは異なり大人になってからできるニキビにはいくら清潔が大切と言っても、洗いすぎることは逆効果になってしまうことがあります。

大人のにきびの原因はむしろ肌の乾燥によるものであることが珍しくないためです。
乾燥が原因になって肌のターンオーバーのサイクルが乱れ、角質が厚くなって毛穴をふさいでしまうことが原因でニキビができているときには、脱脂力の強すぎる石鹸でむやみに洗うことはよくありません。

刺激の少ない洗顔料を使って丁寧にあわ立てて優しく洗うようにすることが必要です。
さらに洗顔後にはしっかりと保湿するために保湿成分の配合された化粧水をたっぷりとつけるようにします。

自分で芯を取り除くのは厳禁

大きなニキビができてしまうと芯の部分はかなり毛穴の深いところに埋まってしまいます。
洗顔によって芯を完全に肌から取り除くことは困難です。
軽いにきびで簡単に芯が取り除けるものであれば取り除くことでにきびが化膿するのを予防することができますが、大きなにきびになると自分で取り除くことはかなり難しく肌に負担をかけてしまうことに繋がります。

特にどうしても取り除きたいからと言って器具などを使って自己流で行おうとするとにきびの悪化に繋がるため、自分で無理に大きなにきびの芯を取り出すようなことは避けるべきです。

芯がきになるなら皮膚科へ

どうしても気になるので取り除きたいと考えるなら医療機関に相談することがおすすめです。
医療機関では専用の機器を使用して中にある部分を押し出してくれるため、その後に悪化することはありません。

あくまでも自分で判断して無理につぶしたりすることはせず、専門の皮膚科医などに相談すれば、最も適した方法で治療してもらうことが出来ます。