大人ニキビとアクネ菌は、実は無関係って本当なの？

大人ニキビとアクネ菌の関係。
これは、決して無関係ではありません。

しかし、大人ニキビの場合は、アクネ菌によるニキビの発生は少ないと言われています。
アクネ菌によるニキビの発生が少ないからと言っても、なるべく肌の表面は清潔にしておく必要はあるのです。

大人ニキビとアクネ菌は無関係？

ニキビの原因は、アクネ菌によるものが多い。
これは思春期ニキビの話しです。

もちろん、大人ニキビだって、アクネ菌と無関係ではありませんし、アクネ菌によりニキビとなっていることもあります。
しかし、ニキビのほとんどが、ホルモンバランスの乱れや喫煙、ストレスによるものだと言われているのです。

アクネ菌は必ずしも悪い菌ではない

アクネ菌と呼ばれる、ニキビ発生に繋がる細菌は、必ずしも肌に悪影響を及ぼすわけではありません。
悪いイメージしかない菌なのですが、実はアクネ菌は『常在菌』と呼ばれるものの一種で、肌を弱酸性に保ち、病原菌の侵入などを防いでくれるのです。

アクネ菌が肌の表面にいることで、その他の肌に悪影響を及ぼす細菌から、肌を守ってくれるのですね。

ただし、このアクネ菌は、皮脂を餌として生きている細菌です。
皮脂が過剰分泌されることで、アクネ菌は大繁殖します。

また、皮脂の溜まった毛穴の奥は、アクネ菌の最大の住処だとも言われています。
この住処で大繁殖をすることにより、皮脂で詰まった状態の毛穴は、炎症を起こしてしまいます。

そこで、常に綺麗に皮脂を洗い流しておき、肌を清潔な状態にすることができれば、アクネ菌の大量発生を防ぐことができるのです。

大人ニキビの原因はアクネ菌以外が主だと考えられる理由

大人ニキビの原因がアクネ菌以外と考えられる理由は二つで、まずアクネ菌が毛穴に住み着いて引き起こされるニキビは赤く腫れた、赤ニキビであることです。

しかし、大人ニキビの多くは、白や黒のニキビが多いことです。
そもそもこれが、アクネ菌の仕業ではない証拠なのです。

この他にも、思春期ニキビができやすい10代の頃は、男性ホルモンの分泌量が多くなるため、皮脂の過剰分泌が気になる時期です。
しかし、20代以降になると、皮脂の過剰分泌も落ち着きを見せるので、アクネ菌の繁殖しにくい環境を作ります。

必ずしもアクネ菌ではないとは言い切れないのですが、大人ニキビの大半は、酸化した皮脂の詰まりなどによるものなのです。
ニキビの原因を知れば、普段のケア方法も異なることになるので、まずはこの基本的なところから押さえていきましょう。