10代半ばは、肌の表面がとても硬いので、毛穴もキュッと閉まっていて、分泌した皮脂を上手く排出できない傾向にあります。
また、男性ホルモンの働きが活発な時期でもあるので、皮脂の分泌も盛んに行われるようになります。
皮脂はたくさん分泌されるのに、上手く排出することはできない。
この悪循環を繰り返してしまう時期なのです。
しかし、この悪循環を少しでも和らげてくるので、保湿であると言われています。
思春期ニキビには保湿が効く
肌が硬く、皮脂の排出を上手くできない、10代の半ば。
この時期は、少しでも肌を柔らかくしてあげることも、重要不可欠です。
しかし、肌を柔らかくしようとして、頻繁にマッサージなどをしてしまうことで、皮脂の分泌を促してしまうこともあります。
あくまで刺激なく、肌を柔らかくするためには、保湿を徹底することです。
保湿を徹底しておくと、肌のターンオーバー(再生力)も活発になるので、例えニキビにより肌が傷ついたとしても、早期に修復しようとする力が働きます。
その為、比較的に肌が健康な状態に、戻りやすくもなるのです。
保湿の注意点
思春期ニキビには、保湿が重要!
保湿により、肌を乾燥させないようにしていくのです。
しかし、保湿力を高めることを考えすぎて、しっとりした20代以降が使用するような化粧水を使用してしまうと、ニキビを悪化させてしまうことになります。
ちなみに、20代以降の人が使用する『しっとり』と記載された化粧水は、水分を逃がさない効果を高めるために、油分も少し多めに含まれています。
この油分が、思春期ニキビの毛穴の詰まりを悪化させてしまうのです。
そこで、10代の人は『さっぱり』と記載された化粧水を、使用するようにしていくと良いでしょう。
ちなみに化粧水の中には、アルコールがたくさん含まれたものもあるので、なるべくなら無添加の商品を使用していくことで、肌への負担を和らげることができます。
乳液も適度に使用しましょう
思春期ニキビに悩む人は、乳液を使用してはいけないようなイメージですが、乳液の中にも油分の少ないさっぱりしたものが販売されています。
その様な乳液を、薄らと塗るようにすることで、肌の水分を逃がさないことができるようになります。
ただし、ニキビが炎症を起こしているようなところに使用してしまうと、ニキビを悪化させてしまうことになるので、ニキビがある場所を避けるようにして、乳液も少量ずつ使用するようにしていきましょう。