中学生や高校生になり、急にニキビが顔全体に出来始めた!
この様なニキビは、思春期ニキビと呼ばれています。
このニキビは、20代を超えてからできるニキビとは全く異なるものです。
今回は、そんな思春期ニキビのメカニズムについて、ご紹介します。
思春期ニキビ
思春期ニキビは、10代半ばから急激に増え始める、この時期特有のニキビです。
10代の半ばに入ると、男女共通して男性ホルモンの働きが活発化します。
男性ホルモンの働きが活発化すると、皮脂の分泌量が異常に増えるようになり、毛穴の詰まりを引き起こしてしまうのです。
ちなみに、10代の人の肌は、皮膚の表面がとても硬く、毛穴がキュっと閉じてしまっている状態。
つまに、毛穴の詰まりを引き起こしやすい状態にあるのです。
それなのに皮脂の分泌が過剰になると、分泌された皮脂は行き場をなくしてしまいます。
その為、毛穴の奥で炎症を起こして、にきびを発生させてしまうのです。
思春期ニキビが悪化しやすい季節
思春期ニキビが悪化しやすい季節は、汗や皮脂の分泌が盛んになる、春~秋口の時期です。
この季節はとにかく暑いので、じわっと体内から余分な油分なども、頻繁に排出されるようになります。
特にテカテカとテカリを起こしやすい、おでこや鼻の付近は要注意です。
ちなみにおでこの場合は、前髪で覆いつくされてしまうことにより、汗に付着した雑菌を繁殖させやすくなります。
あまりにも、おでこにニキビができて気になるようになれば、前髪で隠してしまうのではなく、アップにして髪がかからないようにしておくことで、少しでも清潔な状態を保てるようになります。
思春期ニキビを防ぐには
思春期ニキビを少しでも防ぐことを考えるのであれば、まずは肌を清潔に保つことが重要です。
この時期はなるべく、石鹸にて洗顔を行なうようにします。
肌が敏感で石鹸により刺激を感じてしまうような人は、敏感肌用の肌に優しい石鹸を使用するなどして、対策を取っていくことをおすすめします。
※あまりにも使用する石鹸に悩むのであれば、皮膚科の専門医に相談してみると良いでしょう。
ちなみに、ニキビができやすい人は、肌が敏感な人が多いと言われています。
アクネ菌を防ぐ目的の、あまりにも洗浄力の強い石鹸で洗ってしまうことで、肌がストレスを感じて、皮膚の過剰分泌を促してしまう場合もあります。
そこで、自分に合った石鹸だと思える石鹸を使用することも、思春期ニキビを防ぐ重要なポイントであると言えるでしょう。