思春期にできるニキビは、ホルモンの影響を受けてできるのだから仕方がないとあきらめてはいけません。ケアを続けていくことで状態を改善し、悪化させずに早く治せる期待が持てたり、発生の予防にも有効性があります。
ニキビを治すには、正しいケア方法を身につけて日ごろから実践するようにします。
ニキビを治すには皮脂への対応が不可欠
顔のTゾーンや顎の辺りは大人でも皮脂の分泌が多い部分ですが、思春期は特に多くなっていて、アクネ菌が好む環境になりやすい状態です。運動をした後にすぐに汗や皮脂を洗い流せるように学校へも洗顔フォームを持参したり、シートで拭き取るようにすると良いです。
皮脂の分泌が多くても、洗顔後は乾燥しやすい状態になりますから、肌を保護するために保湿クリームなども塗るようにすると安心です。
洗顔後は日焼け止めも用いて、紫外線から肌を守るようにするとより効果が期待できます。洗顔フォームなどを持ちこめない学校では、フェイスタオルや油取り紙などを用いるようにして、帰宅後にすぐ洗顔するようにします。
顔にニキビがあると指で触ってしまう人が多いですが、悪化させてしまうことがあります。指先も雑菌が多くつきやすい部分で、みんなが触る扉を開け閉めしたり、机や教科書などにも目に見えないけど雑菌がいます。
洗顔するときも、先に手や指を綺麗に洗ってから行ったほうが良いほどです。
栄養のバランスを考えた食事を毎日食べる
ダイエットなどを意識して偏った食事をしてしまったり、おやつにスナック菓子などを食べる、スタミナをつけるためにお肉中心の食生活などを送っていると、肌の状態に影響してきてしまいます。
ニキビを治すにはビタミンCの存在が欠かせず、体内の毒素を排出したり、便秘などを起こさないためには食物繊維も欠かせません。
ニキビを治すには緑黄色野菜を多く食べるようにすることが効果的ですが、無理な場合には野菜ジュースを飲むようにしたり、フルーツから摂取する方法もあります。
ジュースやフルーツで糖分を多く取りすぎてしまうと逆効果になるので、取りすぎに注意が必要です。
寝不足だとニキビが悪化することも
肌の再生の多くは、寝ている間に行われます。
成長ホルモンなど、細胞を活性化させる重要なホルモンの分泌が行われるのは睡眠中だからです。寝不足になってしまうと自律神経も乱れてしまい、皮脂の分泌を加速させる結果にもつながるため、ニキビを治すには十分な睡眠が不可欠です。
夜寝る前にニキビに専用の薬を塗布して寝ると、再生力のサポートとなって、炎症が治まりやすくなったりニキビ跡が治りやすくなったりします。