「チョコレートを食べ過ぎるとニキビができちゃうよ!」
「野菜をたくさん食べるとニキビが治るんだって!」
こんな話を一度は耳にしたことがあるかと思いますが、本当のところどうなんでしょうか?
なにか科学的根拠はあるのでしょうか?
今回はニキビと食べ物の関係について考えてみましょう。
ニキビと食べ物の関係には科学的根拠はない?
実は、現在のところニキビと食べ物の関係は直接的にはないという説が有力です。
ただ、ニキビができる原因の一つとして皮脂の過剰分泌がありますので、その原因となる動物性脂肪や糖質を含んだ食品を食べ過ぎないことはニキビ予防に大切です。
「チョコレートの食べ過ぎはニキビの原因になる」と言われるのも、このあたりに理由があるのかもしれません。
ニキビに良い食べ物はないの?
このように、ニキビに即効性がある食べ物は残念ながら無いようですが、ニキビが出来にくい体に近づけるということはできます。
まず、ビタミンA、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンC、ビタミンEなどはお肌を健康に保つのに効果があると言われています。
具体的にはにんじん、ほうれん草、かぼちゃなどの野菜、卵や乳製品、うなぎ、まぐろ、かつおなどの魚類、鶏ササミなどになります。
また、チーズ、牛乳などカルシウムを多く含むもの、鶏皮や鳥なんこつなどコラーゲンを多く含むものは新しいお肌を作るのに必要な栄養素です。
さらに、ごぼうやさつまいものように食物繊維を多く含むものは、ニキビの大敵である便秘を防ぐのに効果があります。
健康的な食生活は体もお肌もキレイにします
これらの食品をみると、何か一つだけをたくさん食べればよいのではなく、さまざまな食品をバランス良く食べる必要があることがわかります。これは言うまでもなく健康的な食生活の基本であり、結局は健康的な食生活をすることがキレイなお肌を作る秘訣になるということですね。
したがって偏食や、深夜の油物の摂取など、不健康な食生活をしがちな方は、まずは一度食生活自体を見直してみるとよいかもしれません。