ニキビの基礎情報

ニキビ退治は皮膚を知ってから!

ニキビ退治は皮膚を知ってから!

厳選!おすすめニキビケア

きちんとお手入れをしているのに、ニキビがなかなか治らない。

どうしてあの子はきれいな肌をしているのに、私の肌は・・・。

肌に関する悩みは女性にはつきものです。

ニキビのないキレイな肌を手に入れたいのなら、まずは肌についてお勉強しましよう。

ターンオーバーとは?

皮膚は表皮、真皮、皮下組織の三つの層からできています。

表皮はさらに角質層、透明層(手のひらと足の裏のみ)、顆粒層、有棘層、基底層でできています。この内、新しい細胞を作り出しているのは、表皮の一番深部にある基底層です。基底層で作られた皮膚の細胞はより新しい細胞に押し上げらられて、有棘層、顆粒層(透明層)、角質層へと移動します。角質層まで移動した細胞はフケやアカになって、はがれ落ちます。このように表皮が新しい細胞と入れ替わることをターンオーバーといいます。

皮膚のターンオーバーは約4週間で行われます。

ターンオーバーが上手く行くと潤とハリのある美しい肌になります。一方、ターンオーバーが上手く行われていないと、肌にハリやツヤがなく、フケやアカが多くなります。ターンオーバーが乱れる原因は、日焼けによる紫外線の影響や、ストレス、栄養の偏り、老化です。

潤いのある肌になるには?

真皮の三層が関係しています

潤いやハリのある肌は真皮の部分と関わりがあります。真皮は乳頭層、乳頭下層、網状層の三層です。細かい繊維が網目のように並んでいる網状層には、コラーゲン(膠原繊維)、エラスチン(弾力繊維)があり、肌の潤いやハリを保つ役割を果たしています。この部分に十分な水分があることで潤いが保たれて、ふっくらとしたハリのある肌になります。この水分保持機能が低下すると皮膚が老化して、シワやたるみの原因になります。

ニキビの大敵「皮脂」も必要

肌の潤いには、ニキビの原因にもなる皮脂も必要です。適量の皮脂が分泌されると皮脂膜という薄い油の膜ができます。その皮脂膜が皮膚全体を覆うことで、外部の刺激から肌を保護しています。潤いのある肌の皮脂膜は弱酸性の性質を保ち、皮膚表面を雑菌が増殖しにくくなります。

皮脂がニキビの原因になる理由

しかし、皮脂膜は油の膜であるため、汚空気中のほこりやちりを吸着しやすく、そのほこりが皮膚の水分や油分を吸収してしまいます。その汚れの中にはターンオーバーによってはがれた古い皮膚の細胞も含まれます。皮脂をつくり出している皮脂腺は毛穴に接しているので、ほこりやちり、角片、皮脂、さらに汗や化粧品などの汚れが肌に付着すると、毛穴をふさぎアクネ菌などが増殖しやすくなり、ニキビの原因になります。

まとめ

潤いとハリのある肌には皮脂分泌と水分が必要です。水分は化粧水などで肌に直接吸い込ませるだけでなく、口からも摂取しましょう。1日1.5?の水分は必須です。肌が乾燥した時はミストタイプの化粧水で肌に水分補給をしましょう。髪や地肌にもかけると、髪や地肌の状態も乾燥を防ぐことができます。

最も大切なのは、汚れやすい肌を清潔に保つことです。顔だけでなく、背中なども汗をかいたらすぐに拭くようにしましょう。仕事中は難しいかもしれませんが、化粧室でさっと拭くだけでも、背中ニキビや炎症の予防につながります。

このほかのケア方法は「ニキビができない肌を目指す」にてご紹介いたします。楽しみにしていてくださいね。

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