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ストレスはニキビの敵?

ストレスはニキビの敵?

厳選!おすすめニキビケア

■ 仕事が忙しくなるとニキビができる。
■ 睡眠不足になるとビキビができる

という方はいませんか?逆に好きな人ができると肌がツヤツヤしてきれいになりますよね。このように精神的なことが肌に影響を及ぼすことがあります。なぜストレスでニキビができるのでしょうか。

そのメカニズムとストレス解消法をご紹介いたします。

ストレスとニキビの関係

ストレスと関係が深いのは自律神経系といわれています。自律神経は交感神経と副交感神経とから構成され、主に血圧や消化管機能などのコントロールを行っています。

ストレスを受けると・・・?

ストレスを受けると交感神経の活発化により、血圧が上昇、筋肉の収縮、ストレスに対抗するために体が緊張状態に陥ります。ストレスをもたらす対象に対してイライラなどの感情も生じるため精神面も緊張状態になります。これは、交感神経の活発化によりアドレナリンや、ノンアドレナリンといったホルモンが多量に分泌されるためと考えられます。

自律神経失調症を招く可能性も・・・

ストレスにより分泌されるホルモンはアドレナリンや、ノンアドレナリンだけではありません。内分泌系から抗ストレス作用の強い糖質コルチコイドというホルモンを分泌して、ショックや炎症を和らげる、気力を高めるなど心身をストレスに対抗できる状態にします。一時的なストレスに対しては交感神経の活発化や糖質コルチコイドの分泌でストレスが早めに解消されて、リラックス状態になれます。ストレスが慢性化すると、交感神経の活発化や糖質コルチコイドの分泌は逆効果となります。交感神経の働きばかり強化されると自律神経失調症になり、不眠や動機、頭痛、腹痛、倦怠感といった症状が現れます。

ストレスの慢性化

また、ストレスが慢性化すると、糖質コルチコイドの分泌が優先されて、性ホルモン(黄体ホルモンや卵胞ホルモンなど)や成長ホルモンなどの分泌が抑制されます。肌の健康と性ホルモンとの関与が大きいので、その分泌が抑えられると皮膚の潤いやハリを保つ機能が低下、角化異常を招きニキビができやすい環境になります。慢性的なストレスが自律神経系や内分泌系の働きに悪影響を及ぼした結果、ニキビ等の肌トラブルを引き起こしていると考えられます。

自律神経を元気にする方法

一番良い方法はストレスを溜めないことです。しかし、勉強や仕事、家事や子育てに奮闘している女性に「ストレスを溜めるな」という方が無理ですよね。

自分なりのストレス解消法がある方は良いのですが、これといってない、という方には複式呼吸をお薦めします。

酸素欠乏はストレス増悪

イライラしている時や疲れている時、人は無意識のうちに呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなると脳に行く酸素が少なくなり、脳の血流が悪くなります。そうなると、考えがうまくまとまらない、些細なミスをする等、さらにイライラしてストレスが増悪することになります。

一度、ゆっくりと深呼吸するだけでも良いですが、腹式呼吸だと効果が高くなります。腹式呼吸は椅子に座っていてもできますので、お仕事の合間にこっそり試してみてください。

複式呼吸のやり方

まず、背筋をのばして、鼻からゆっくり息を吸い込みます。この時おなかに空気をためるように、おなかを膨らませます。次に、おなかにためた空気を口から吐き出します。身体中の悪いもの(感情も含め)を出し切るように、吸うときよりも吐く時間が倍になるようなイメージで吐き出します。するとおなかが、ぺちゃんこになるはずです。

このような要領で1日5回くらいのペースで始め、10回20回と増やして行うと自律神経が元気になってきます。

まとめ

ストレスは肌に悪いだけでなく、頭痛などの不調にもつながるので溜めこまないようにしましょう。

最後に一つ、美肌効果のあるストレス解消法をお教えします。それは、十分な睡眠です。肌は夜10時〜夜2時に作られるといわれています。10時にはお布団に入って欲しいところですが、遅くとも12時までにはお布団に入るようにしましょう。

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