肌を守る常在菌！一体どの程度の数の菌が肌に住んでいるか知ってる？

肌を守る効果を発揮してくれると言われているのが、常在菌です。
これは肌に住み着く菌で、肌の保護には欠かせません。

一体どの程度の数の菌が、あなたの肌に住み着いていると思いますか？

肌の保護に欠かせない常在菌

肌の保護に欠かせないのは、常在菌の存在です。
この菌は顕微鏡で見なければわからないもので、肉眼で確認できるようなものではありません。

この菌がいることにより、汗などに混じって出てくる皮脂を食べてくれ、過度な雑菌の繁殖を防いでくれます。
肌の表面を清潔に保つためにも、この菌は大切にしていきたい存在なのです。

常在菌の数って？

顔に住み着く常在菌は、なんと1兆にも及ぶと言われています。

1兆もの細菌がうようよとしている。
あまり考えたくない光景です・・・。

ちなみにこの菌の中には、表皮ブドウ球菌と呼ばれる食中毒の原因になる菌も、潜んでいるんですよ。
そもそもブドウ球菌は肌の表面を健やかに保ち、普段は人体に影響を与えることのない、人体に良い環境を与えてくれる菌なのです。

しかしこの菌が口から侵入することで、食中毒の様な人体に悪影響を及ぼす菌へと変貌するのです。

体外にいればOKだけど、体内に入ればNG！
この様な菌も、常在菌には含まれているのですね。

常在菌が増えると良いの？

肌を健康な状態に保ってくれる常在菌。
この菌を肌表面で育てる方法だって、ないわけではありません。

肌を不潔にすること？
確かに肌を不潔にすると、肌表面にいる雑菌は大繁殖することでしょう。

しかし、これは違います。
常在菌は一定量以上増えることで、肌の内部まで侵入をして肌に悪さをすることになります。

常在菌は減らすことなく増やすこともなく、一定量を保ててこそ肌を健康にできるのです。

ではどのようにすれば、この常在菌を減らさないようにできるのでしょうか？

常在菌を減らさないためには？

常在菌を減らさないためにできることは、過度なスキンケアを行なわないことだと言われています。
スキンケア用品には、少なからず洗浄成分が含まれていることが一般的です。

とくにニキビ肌の人が使用している洗顔料・化粧水などには、殺菌力の強い成分も含まれていることでしょう。
この成分が邪魔をして、常在菌が増えることを抑制してしまうのです。

その為、肌が弱くトラブルを抱えがちな人が常在菌を減らさないためにできることは、過度なスキンケアを行なわず肌に優しい習慣作りを行なうことなのです。